CPP試験勉強(2025/05/18):調達と戦略

CPP試験
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本日の勉強

本日の勉強内容:戦略・マネジメント第一章 調達と戦略
勉強時間:15分

戦略とは

 定義としては「競合県境において、あるべき姿と現状のギャップを埋めるための計画あるいは方策」というもの。

一般的な企業では「企業戦略」という、経営理念を達成するための方策があり、事業部門ごとに「事業戦略」という、より具体的な事業領域において、ゴールを達成するための方策がある。
 事業戦略のポイントは「資源の配分」とその事業における「競争優位性の確立」にある
 さらに事業戦略のもとには技術、マーケティング、生産、財務などの機能ごとに戦略を立てる「昨日戦略」が存在する。事業戦略を支えるものであるが、前者を横断した「機能戦略」が存在するのが現代では普通である。

調達戦略の施策としては以下の5種類
・CR(CostReduction)戦略
・サプライヤー戦略
・グローバル調達戦略
・安定調達戦略
・調達IT戦略
・調達CSR戦略

戦略の立案

企業理念に基づいたビジョンにより将来のあるべき姿/ありたい姿が明示されているうえで、
環境の分析、目標の設定、戦略オプションの立案、採用する戦略の選定、施策を立案という流れで戦略の立案を進めていく。

環境分析は大きく「外部環境分析」と「内部環境分析」が存在する。それぞれ様々な手法が存在する。

代表的なフレームワーク
・PEST分析:政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)で外観する。
・3C分析:市場(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)に分けて検討する。マーケティング戦略立案時によく利用される。
・SWOT分析:<外部環境/内部環境>と<プラス要因/マイナス要因>の2軸で自社のポジションを把握する。
・5つの力分析:長期的な収益性を決定する要因を5つ抽出し、業界を把握する。(マイケル・Eポーター提唱)
・バリューチェーン:企業の生み出す価値の源泉を把握する。(マイケル・Eポーター提唱)

目標の設定は「ありたい姿」をもとに基本的な考え方、定量目標、訂正目標を設定する。
真因を明確にして大きな戦略の報告制を設定する。

戦略は一つにまとめるのではなく、3つほどの戦略オプションを策定することが必要。その中からベストと思われるオプションを実行する戦略として抽出する。

戦略を具体的あ施策レベルへ展開し、実際に推進していけるようにする。

経営戦略検討フレームワークと調達

「5つの力」:マイケル・Eポーターが『競争の戦略』のなかで外部環境を分析する手立てとして提唱した。
・業界内の競争***競合状況が強く、競争の激化
・新規参入の脅威***新規参入が容易のため
・代替製品、サービスの脅威***他業界の代替品によって
・買い手の交渉力***買い手企業の力が強い
・売り手の交渉力***調達機能が担当する売り手企業の力が強い
 独占的・寡占的な売り手、代替品が存在しない、買い手が重要な顧客ではない、買い手の事業にとって重要な製品、他社製品への切り替えにはコストがかかる、売り手が買い手の買収などで下流プロセスの統合が考えられる

「バリューチェーン」:マイケル・Eポーターが『競争優位の戦略』のなかで確立したフレームワーク
 5つの主活動と4つの支援活動で構成される

「バランススコアカード」:ロバート・S・キャブランとデビット・P・ノートンが提唱した戦略を考察するためのフレームワーク。
 戦略マップを作製することにより、企業価値を創造するためのプロセスを認識する。
 4つの視点「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」
 バランスとは「金銭的と非金銭的」「過去、現在、未来」「短期、中期、長期」でバランスをとること。
 「金銭的と非金銭的」:財務諸表上の数値だけでなく非金銭的な視点(「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」)でもバランスをとる
 「過去、現在、未来」:企業活動の結果「財務」、現在の問題「顧客」と「内部ビジネスプロセス」未来の問題「学習と成長」のバランスをとる
 「短期、中期、長期」:直近の業績「財務」、少し長い視点の「顧客」と「内部ビジネスプロセス」、より長期の「学習と成長」のバランスをとる
 忙しいと後回しにされるのが「学習と成長」だが、弱いと企業は衰退していく。

今日のまとめ

 戦略と分析についての知識を学んだ。
 正直それぞれのフレームワークについては理解しきれていないので、この先出てきたときには振り返りが必要と思われる。

今日の文言
・CR(CostReduction)戦略:コスト低減に関する戦略
・PEST分析:政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)
・3C分析:市場(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)
・SWOT分析:<外部環境/内部環境>と<プラス要因/マイナス要因>の2軸

予想問題
・PEST分析に含まれないのはどれか?
・3C分析に含まれないのはどれか?
・売り手の競争力に該当しないものはどれか?

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